#私の挑戦史

全ての失敗は、成功への道のり。

半澤 清哉。26歳。WEIN東北・北海道部隊のリーダーを務めながら、たまご屋を営む実家を継ぐべく、都内のたまご屋さんにて修行中。また、地元山形を盛り上げるべく昨年の12月に行ったクラウドファンディングでは約120万を集め、キングコング西野亮廣の講演会を主催。様々な角度から挑戦し続ける半澤さんの核心はどこにあるのか、そんなことを思いながら、今回は関東コミュニティリーダーで、大学生の前谷が取材に臨みました。

2020.08.20
全ての失敗は、成功への道のり。

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Profile

半澤 清哉(はんざわ せいや)

WEIN隊東北・北海道部隊リーダー/たまご屋さん
出身地:山形県
学歴:流通経済大学社会学部 卒業 
趣味:野球、読書、映画鑑賞
特技:料理
資格:三つ星たまごソムリエ
活動:株式会社八千代ポートリー/営業
   今年1月にクラウドファンディングで資金を集め「西野亮廣講演会 in    山形」を主催

幾度も失敗を重ね、それでもたまご屋さんへの思いは捨てられなかった

半澤さん、今日はよろしくお願いします!半澤さんといえば「たまご」という印象がありますが、ご実家がたまご屋さんなんですよね。

よろしくお願いします。そうなんです。実家の山形県でたまご屋さんを営んでいます。でも、今僕が働いてるのはまた別のたまご屋さんなんです。

〜実家のたまご屋で一番の目玉「スモッち」〜

え、そうんなんですか?!もしよろしければ、そこにどんな背景があるのかお聞きしたいです。

僕は高校卒業後、実家のたまご屋を継ぐつもりだったんですね。

しかし、そのことを親に話すとあっさり断られてしまいました。
焦って、大学受験をするも希望した大学には受かりませんでした。

会計学やマーケティングを通じて経営学についての知識を深めたり、関東山形県人会で地元の中小企業の社長達と意見交換をしたりして経営についての知見や洞察を深めた僕は、再び実家を継ぎたいと親に話したのですが、それでもダメ。
ここで諦めたらダメだと思い、他のたまご屋に就職し修行しようと思ったのですが、実家がたまご屋であることを知るとライバルだと思われ問答無用で不合格。

自分が望む進路を進めないのは、相当辛い経験だったのではないでしょうか?

そうですね。一度は業界を変えて就職活動をしたのですが、それでもたまご屋への執着を振り払うことができず、もう一度挑戦したのが今働いている会社です。
採用面接の時、僕の実家がたまご屋であること、将来は実家を継ぎたいと思っていること、そのためにたまご屋で修行したいと思っていることを全部正直に話したんです。
そうしたら、当時面接官をしていた社長が「うちで働いたらいいよ」と言ってくださり、現在修行中です。

失敗の苦い思い出を、諦めずに努力することで成功に変えた原体験

なるほど。何度も潰えそうになった「たまご屋になる」という夢に絶えず挑戦し続けた半澤さんの諦めない力がそこには隠されていたんですんね!
そうした半澤さんの諦めない力はどのように育まれていったんでしょうか。

僕は小学生の頃野球をやっていて、当時は県の選抜チームに選出されることに憧れていました。選ばれるには、なんとしても県大会でベスト4に入らなければなりませんでした。
しかし、小学校最後の大会は1回戦で敗退し、県選抜チームに入るという僕の挑戦はあっけなく幕が閉じてしまいました。その時は試合に負けた悔しさと、選抜チームにいけなかった自分の実力不足を痛感しました。

中学校に進学しても、野球を続けるのですが選抜チームに入っていたメンバーは強豪クラブへと進み、僕は普通のクラブに入ることとなりました。
もちろん落ち込みましたが、「どこでやるのかではなく、自分が今何をするか」が一番大事だと思い、小学生の時以上に練習しました。
そして、むかえた中学の県大会。「県大会」は苦い思い出のある響きでしたが、仲間と勝利を信じて努力してきた甲斐あって、県大会優勝を果たすことができました。このとき僕は野球に抱えていた苦い思い出を自信にかえることができました。翌年も県大会優勝を勝ち取り、2連覇という成果を挙げることができました。

挑戦する、失敗する、そして成功させる。このスパイラルが過去イチの成長を促す。

一度は失敗した野球に再び取り組み、苦い思い出を成功させて自信に変える原体験をされてきたんですね。失敗が財産になっていてすごいです。ところでクラウドファンディングを通じて新たな挑戦を達成したとお聞きしていますが、この挑戦は失敗とは無縁だったんでしょうか。具体的な内容をお聞きしたいです!

いえいえ、失敗と無縁なはずもなく。笑                  

地域おこしと実家のたまご商品の周知のために、「地元山形でキングコング西野さんの講演会をやりたい」という名目でクラウドファンディングをさせていただいたんです。                          

西野さんの講演会を起点にして県外の人に山形に来てもらい、山形自慢の食べ物や観光地、風土などを味わっていただきたいと考えました。山形が観光地として選ばれるというのはなかなか困難なことですが、一度足を運んでさえいただければ必ず満足させられる自信がありました。実際に講演会が終わった後もこのクラウドファンディングを通じて生まれた繋がりは途絶えることなく、北は北海道、南は宮崎からはるばる山形に足を運んでいただくこともありました。
他にも、西野さんの講演会を実現したかった理由はもう一つあります。以前より西野さんが『新世界』という本でおっしゃられていた「君の目の前に起きている現実は君が今まで積み重ねてきた結果だ」という言葉に勇気を与えられ、自分に何ができるのかを考え続けていました。

なので、この講演会はぜひ実現させたい、そして多くの人に山形にきてもらいたい!と思って挑戦したのがこのクラウドファンディングです。
必要資金は約80万円。これが、僕の人生で過去一番大きな挑戦です。

80万円!すごい挑戦ですね。
それで、やはり最初は失敗したんですか?笑

その通り。笑

クラウドファンディングの期間は2ヶ月間だったんですが、前半1ヶ月で集まったお金は約10万円で相当焦りました。西野さんはもちろん、たくさんの人を巻き込んでスタートしたクラウドファンディングだったので失敗するわけにはいかず、後半1ヶ月は寝ることすらままならなかったです。

それは大ピンチですね。そこからどのように成功へとつなげていったのか、興味深いです。

まず連絡が取れる人には全員連絡を取り、会える人には全員会いに行きました。
メッセンジャーは合計2,3000通くらい送ったんじゃないかな。笑
それで自分事として協力してくれる仲間が20人ほど増えたんです。

これが風向きが変わる最初のきっかけでした。
みんながこのクラウドファンディングを宣伝し、仲間を集めてくれたおかげで結果として120万円ものお金を支援していただくこととなりました。
本当に仲間には感謝してもしきれません。

すごい!目標の1.5倍ですね。またしても失敗を成功に変えたというわけですね。そのまま講演会もすんなり成功したんでしょうか?

それが…。
クラファンが成功し、一息つく間も無くもう一つの問題が襲ってきました。
750人の会場を押さえているのに、チケットが80枚くらいしか売れていなかったんです。
この時点で開催日までは残り3週間。絶望的です。笑

それは絶望的ですね。そんな危機を再びどのようにして乗り越えたんですか?

ガラガラの講演会ではとても成功とはいえません。
何よりも西野さんに申し訳ない。
そこで始めたのが講演会チケットの手売りです。
一人一人会いに行って、チケットを買ってもらえないか話しに行ったんです。
急遽手売りをすることになったので、正規のチケットすら用意できずノートの切れ端に手書きでチケットを作りました。

それで残り680人分のチケットを一人一人、それも手売りで売り切ったんですか?!

僕一人でないとは言え、全員に手売りするのはかなり果てしない道でした。
なかなかゴールが見えない中でみんなのモチベーションが下がりかけていたその時、奇跡が起きたんです。
なぜかオンラインで販売していたチケットが少しずつ売れ始めたんです。
理由が気になり、チケットを買ってくれたお客さんに話を聞くと、

「友達がノートの切れ端を見せながら、このイベントに行くとかいってて興味が湧きました」

という答えが返ってきました。
自分が思いもしなかったところで、手売りチケットの話題が拡散されていたんです。

この話がテレビ局やラジオ局にも伝わり無料でCMに出演させていただくこともできました。
こうした嬉しい誤算もあり、750人のお客さんとともに、講演会を大成功に収めることができました。
講演会後、スタッフ全員で集まった時は感極まって号泣してしまいました。笑

〜実際に出演したラジオ〜

自らが挑戦者であり続けるために、
挑戦者が集まる環境で走りつづける

素晴らしい!またしても失敗を成功に導いたというわけですね。どんな逆境に立たされても成功を掴み取るまで諦めない半澤さんの精神性、とても素敵です!そんな半澤さんがWEIN隊に応募した理由について教えてください。

僕がWEIN隊に入った理由は、自分を挑戦者の集まる環境に自分を置きたかったからです。

僕は、自分に甘い性格なので放っておくと現状に満足してしまいます。
なので、普段から環境選びをとても意識しています。
現に、こうやって東北・北海道部隊のリーダーに挑戦できたのもこの環境に飛び込んだからこそです。
このコミュニティが、誰かにとってのモチベーションとなるような。このコミュニティがあったからこそ、勇気を持って挑戦ができた!と言う人が一人でも多く生まれるように全力で頑張ります。

自らが挑戦者であり続けるために挑戦者の集まる環境としてのWEIN隊に身を置く半澤さんが、今後挑戦したいと思っていることについて最後、お聞きしたいです。

まず1つは、WEIN隊の東北・北海道部隊のリーダーとして、みなさんの挑戦を応援しあえるようなコミュニティにしていきます。

もちろん僕自身も、挑戦を止めるつもりはありません。
近日、新しくクラウドファンディングも立ち上げる予定です。
これまで、山形県の方々に助けていただいたご恩を下の世代に還元できるような挑戦にしたいと思っています。

編集後記

半澤さんの話を聞いていて、色々な失敗を繰り返しながらも挑戦をやめない素敵な人だなと感じていました。
しかし途中で、失敗したストーリーを話す彼からマイナスな感情が出ていないことに気づき、実は失敗だと思っていないんじゃないかと感じるようになっていきました。
何度失敗をしても、成功するまで挑戦をやめない半澤さんは、実は一生失敗をすることのない人間。なのかもしれない…。半澤さんの強さの秘密を知ることができたインタビューでした。

関東部隊リーダー・大学生 前谷 優太

〜画像左:半澤 右:前谷〜